Maglia Rosa再始動:この3年間に起こったことまとめ

前身のブログ noiselog.orgから何年も続けてきたブログですが、ここ数年は色々と忙しく更新できませんでした。が、ようやく一段落し、またぼちぼちブログを再開しようと思っています。まあ時代は動画なんでしょうけど、インターネット検索との相性が良いのはやはり文字メディアなのかなと。なので、自分が経験したいろいろなことを記録として残しておくことが、他の自転車好きさんたちの役に立つことができれば幸いです。

さて、休止していた約3年間、僕にとっての自転車の楽しみ方も変わり、新たに始めたこと、目標達成など、さまざまな変化がありました。再開の最初のエントリーとして、休止前のエントリーとの文脈を保つ意味でも、この3年間に起きた出来事について、まとめておこうと思います。

目次

2019年: ブルベで初のSR取得

2019年は、ブルベをやる人の最終目標とも言えるPBP (パリ・ブレスト・パリ)が開催された年でした。社会人として働いていると、相当な覚悟がないとPBPを走ることは叶いません。まあ僕も、「いつかはPBP」とは思いながらも、2019年のPBPは不参加になることを前提に、ブルベを始めました。

再開前に途中までご報告していたRIDLEY FENIXをDi2で組み上げ、2018年10月に初めてのブルベ200kmに挑戦しました。まあ、200kmを超えるライドはそれまでにも何度もしていたので距離に対する不安はほぼありませんでしたが、無事に走り切りました。

2018年初ブルベ挑戦 (AJ西東京 BRM200 金太郎)・足柄峠頂上にて
2018年初ブルベ挑戦 (AJ西東京 BRM200 金太郎)・足柄峠頂上にて

その経験を踏まえて、2019年は「SR (Super Randonneur)取得」を目標にしてブルベにエントリーをしました。

2019年最初のブルベは、ランドヌ東京の伊豆に向かう300km。1月という厳冬期、市街地の信号峠で強度が上がらずに寒さに震えながら、なんとか完走。

1月のブルベで指が凍傷になりかけたこともあり、「もう少し暖かくなってから」と考え次の400kmは4月にエントリー。同じくランドヌ東京主催の「いってこい信濃追分」で、駒沢公園スタートで秩父から高崎を抜け、浅間山の麓まで行って帰ってくるルートでした。スタートから秩父を越えるまではひたすら雨、雨が止んだら高崎名物の「赤城おろし」の洗礼を浴びるというかなりきついブルベでしたが、ヘロヘロになりながらなんとか完走しました。RCCメンバーからも言われていた、「ブルベはオーバーナイトを余儀なくされる400kmが一番きつい」を身をもって体感しました。

2019年・400kmブルベ「いってこい信濃追分」:碓氷峠のめがね橋
2019年・400kmブルベ「いってこい信濃追分」:碓氷峠のめがね橋

ああ、この頃にはホイールをZONDAからReynolds Assault 41に変えていますね。初めてのカーボンホイールでした。

そして次はSR取得の最長距離、600km。コースは入間川スタート、栃木を抜けて福島県まで行って帰ってくるオダックス埼玉のアタック二本松をチョイス。400kmが雨風なんでもありの地獄のブルベだったため、天候にも恵まれた600kmは意外と楽しく走ることができました。むろん、「真夜中に幻覚を見る」というブルベあるあるもしっかりと経験しましたよ (笑)。

という感じで、夏を迎える前に300km、400km、600kmのブルベを無事クリア。秋には、2018年にも参加したAJ西東京の金太郎200kmを走り、無事にSRを獲得しました!

2020年: シクロクロスへの参戦開始

ここまで書くと、SR取得という目標はすんなり完了したように思えますが、実は600kmを走り終えてから大きな事件がありました。600kmを走り終えた2週間後に「ブロンズ獲得」を目標に初参戦した富士ヒルは、ブルベの疲れが抜けていない、途中でボトルを落としてしまい、バイクを降りて取りに戻るなどのアクシデントがあり、3分ほど目標達成できず惨敗。

その惨敗が悔しかったので「もっと登りを鍛えよう」と行った飯能・有馬峠へのライドの途中、T字路で出てきた車と接触し、肩の腱を損傷してしまいました。2ヶ月近くまともに自転車に乗ることができない日々の代償として得たのが「慰謝料」という名のまとまったお金(笑)。

むろん、まとまったお金が入ると、なんの躊躇いもなく自転車につぎ込むのが自転車おじさんの悲しい性。前から欲しいと思っていたグラベルバイクを購入しました。サイクルモードでの試乗を経て購入したのは、CANYONの「INFLITE CF SL 6.0」。

CANYON INFLITE CF SL 6.0着弾
CANYON INFLITE CF SL 6.0着弾

グラベルバイクではなく、シクロクロスのレースバイクであるINFLITEを選択した理由は「いつかシクロクロスにも出てみたいな〜」ぐらいの軽い気持ちだったから。レースバイクでアドベンチャーに行くのと、アドベンチャーバイクでレースに出るのを比較した結果、前者を選びました。

着弾2日後のライドにこのバイクで参加したのが運の尽き、一緒に走ったメンバーに唆されて、2020年の年明けに開催される湘南シクロクロスにエントリーしてしまいました。

2020年は、

  • 湘南シクロクロス第2戦・開成水辺スポーツ公園
  • 湘南シクロクロス第3戦・中井中央公園
  • 稲城クロス

の3レースに出走したところで、例のコロナ騒ぎによりシーズンが終了してしまいました。

初参戦となった湘南シクロクロス第2戦・開成水辺公園
初参戦となった湘南シクロクロス第2戦・開成水辺公園

この初レースを機にシクロクロスにどっぷり使ってしまい、現在に至るまで参戦を続けています。

この記事を書いている時点で、2021-2022年シーズンは終了しており、最後のレースで昇格まであと一歩に迫りながら、CM3のまま次のシーズンを迎えることが決まりました。

2022-2023シーズンこそ目指せ、昇格!

2021年: メインバイクをCervelo R5 DISCに乗り換え

このブログの中断途中まで紹介していたRIDLEYには結果的に3年間乗りました。初のカーボンバイクとして、非常に楽しませてくれたバイクでしたが、シクロクロスを始めたことにより「ディスクブレーキの性能の良さ」に惹かれて乗り換えを検討。

RIDLEYの後期にはReynolds Assault 41というカーボンホイールに変えていたので、ダウンヒル時や雨天時のブレーキ性能の低さをより強く感じるようになってしまいました。どんな状況でもしっかり止まれ、スピードをリニアにコントロールできる、そんなバイクが欲しくなり、乗り換えを決意しました。

RIDLEY FENIXの最終期には、前述のカーボンホイールに加え、コクピット周りは3Tで統一、ROTORの楕円チェーンリング、RIDEAのビッグプーリーという仕様に(最終的な仕様はこちら)。この構成は、振動吸収に優れながらも、しっかりと反応してくれるいいバイクに仕上がっていた、と我ながらに思います。結局このバイクで、2年越しとなる富士ヒルブロンズも獲得しましたしね。

最後期のRIDLEY FENIX・Rapha Festive 500の大阪〜東京ライドにて
最後期のRIDLEY FENIX・Rapha Festive 500の大阪〜東京ライドにて

乗り換えにあたっては、RIDLEYのパーツ類を流用することを前提に、バラ完すること、ディスクブレーキ搭載車であることを条件にフレームを探しました。

結果、2019年モデルのCervelo R5 LTD DISCがCROWN GEARSのオンラインショップで割引されていることを発見。購入しました。

リムブレーキからディスクブレーキに変更するにあたり、必要になったパーツは以下の通り:

  • STIレバー
  • ディスクブレーキ用キャリパー
  • ホイール

組み替える時期はちょうどコロナ大騒動の真っ最中。むろん、今でも続くパーツ不足の真っ只中です…。ネットで探してもなかなか在庫が見つからず、夜な夜な在庫探しの日々….。結局、たまたま行ったワイズロード新宿でULTEGRAの油圧キャリパーを手に入れ、定価よりちょっと高いぐらいで出品されていたR8070のSTIをゲットしたことで、一気にパーツが揃いました。

ホイールは、シクロクロス用の予備ホイールがいくつかあったのでそれを流用してもよかったのですが、「せっかくだから軽くていいものを」と思い、安価でかつ1350g台と軽量なHUNT35mm CARBON AERO DISC WHEELSETをチョイス。SHIMANOの油圧は初めてだったのでブレーキホースの調整やブリーディングに四苦八苦しながらも、なんとか組み上がりました。

組み上がり時点でのCervelo R5 LTD DISC (2019)
組み上がり時点でのCervelo R5 LTD DISC (2019)

できる限り軽いのものしたかったので、組み上がり以降も少しずつパーツを弄っていますので、この記事執筆時点での構成はまた違うものになっています。この辺りは追って別記事で紹介する予定です。

以上、再開にあたってのこの3年間のまとめでした。

少しずつ記事を上げていきますので、今後ともよろしくお願いします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次