タッチパネルの悩みを解消 GARMIN Edgeリモコン導入

左ブラケット内側に設置されたEdgeリモコン
目次

GARMIN Edge 820Jを利用中

現在、メインのサイクルコンピューター(以下「サイコン」)として、GARMINのEdge 820Jを利用しています。

必要最低限の大きさでありながら、地図表示やナビゲーションに対応しているなど、その機能は必要にして十分網羅されています。

また、スピードやケイデンスセンサー、心拍計のみならず、VectorシリーズというパワーメーターやVaria Rear View Radar(後方確認システム)やVision(ゴーグル内情報表示システム)、ライトや動画カメラなど、ANT+というGARMINが提唱している無線規格を使い、さまざまにシステムを拡張できるのがGARMINの強みだと思っています。

実際その後のパワーメーター導入にあたっても、サイコンがGARMINであることから第一候補としてVECTOR 3が挙がったし。
一つのエコシステムとしてリリースしているので、そのエコシステムに乗ることでさまざまな機能を手に入れることができる反面、エコシステム自体を切り替える際には一から揃える必要が出る。
というわけで、まあ個人的にはシェアもそこそこあるGARMINに乗ってしまうのが楽かな、と。

GARMIN Edge 820Jの不満点

が、そんなEdge 820Jにももちろん、いくつかの不満点があります。
今感じている代表的な不満点は:

  1. ファームウェア8.5以降、バッテリ消費が激しい
  2. タッチパネルの感度がほんとにやばい

てな感じ。

ファーム8.5以降バッテリ消費が激しい

スペック上は最大15時間と謳っており、実際に12時間・215kmを走った琵琶湖一周ライドでも、バッテリーセーブモードに入ったのは最後の30分くらいで、まあ「バッファ読んでそんなものかな」と思っていたのです。

が、正確には覚えていないのだけれど、もしかしたらファームウェア8.4以降だったかもしれない。
そのあたりから、バッテリーの消費が激しく、朝に出発〜夕方に帰着するライドなどでも、「バッテリーセーブモード」に入ってしまうことも。

この問題はどうも個体差でばらつきがあるようで、GARMINの公式フォーラム(英語)を見ても、問題を指摘するユーザーがいれば、問題ないというユーザーもいる様子。
まあ、簡単に行ってしまえばハズレを引いた、と。

嘆いていても仕方がないので、ファームウェアで調整できるところは解決してもらい、あとは運用上で工夫をするしかないと思っています。

幸い、モバイルバッテリーを使って、給電しながら使うこともできるので、雨の日以外はそれで十分凌げそうですし、ブルベみたいに昼も夜も走る場合にはどちらにしても外部電源が必要。
ので、直ってほしいとは思いつつも、現時点では致命的な不満にはなっていないのが現状です。

タッチパネルの感度がやばい

実用上問題となるのがこちら。
タッチパネルがほんとね、やばい。
まるで3.x世代の出来の悪いAndroid端末のよう。
敏感なのか鈍感なのかもよくわからない飯能をするし、強く押さなきゃいけないのか触れるだけでいいのかもわからない。
とにかく反応が一貫しないのです。

例えば、1ページめにはスピード関係の指標を、2ページ目にはケイデンスや心拍の数値を、
などのように、複数のトレーニングページを設定ができ、それを切り替えながらそのときに必要な情報を得ながら走ることができるのがサイクルコンピューターの醍醐味なのですが、この切替をスワイプ動作でやるのです。
なので、スワイプが反応しないなんてのは日常茶飯事。
基本的には走りながら触るので、手は安定しないし、汗ばんでいることも。
そのために余計に反応が悪くなります。

しかもひどいのが、雨や汗。どうしてもこれに反応してしまう。
汗がサイコンの上に落ちたことで計測がストップしてしまったこともあり、モチベーションにも大打撃を与えてくれるわけです。
(しかもサイコンってたいてい汗が落ちる位置に設置してあるしね)

おそらく、820Jユーザーの中には、このタッチパネルの出来に対してよく思っていない方も多いのではないかと想像しています。

ロングライドの雨対策としてEdgeリモコンをゲット

8月に函館〜札幌間の260kmを走る予定にしています。
よほどの台風でもない限り、折角の機会なので結構の予定なのですが、前述の通り雨だとかなり苦労することが目に見ています。

その対策として、Edgeリモコンを入手し、雨が降ったら「タッチスクリーンロック」の機能を使いリモコンで操作をしようと考えました。
というわけで、さっそくAmazonでポチッとしてみました。

届いたので早速写真レビュー

注文の翌日には届きました。
早速写真でご紹介します。

Edge リモコン

Edge リモコン

付属品は

  • 本体(下段中央)
  • マニュアル(上段中央)
  • ロード用ブラケットセット(下段左)
  • ロードブラケットセット用ゴム(上段左)
  • MTBマウント(下段右)
  • ヘックスレンチ(上段右)

てな感じ。

Edgeリモコンの付属品

Edgeリモコンの付属品

MTBマウントは残念ながら経が合わず、ロードバイクに使うことはできません。
ので、GARMIN得意のゴムで括り付けることになります。

ロードバイクへの取付セット

ロードバイクへの取付セット

リモコン本体にはボタンが3つあります。ページ送りキーとラップキーはその名の通り。
アクションキーには、任意のアクションをEdge上で割り当てることができます。

Edgeリモコンのボタン

Edgeリモコンのボタン

左ブラケットに内側に取り付け

取り付ける位置ですが、一番参考になったのは「サイクルベース名無し」のレビュー記事でした。

ロードに乗っているときは、7〜8割方、ブラケットポジションを取っていることが多いです。
そのポジションのまま、手を離さずにサイコンをコントロールできることが理想。
握力を考えると、親指で操作できることが理想。
左右では、右はリアの変速を担当しているため頻繁に動かすため、フロントが割り当てられた左のほうが操作に使えることが多いわけです。
よって、左手の親指で押せる位置にリモコンを設置していました。

左ブラケット内側に設置されたEdgeリモコン

左ブラケット内側に設置されたEdgeリモコン

この位置であれば、ブラケットポジションで乗っているときには、もっとも頻繁に行う動作である「ページ切り替え」を親指で操作できます。

左手親指でページキーを押せる

左手親指でページキーを押せる

下ハンを持ってみましたが、致命的なほど邪魔にもなりませんし、ブレーキレバーにも十分手は届きます。
ただ、これは手の大きさによって届かない人もいるかな。

Edgeリモコン越しにブレーキ操作可能

Edgeリモコン越しにブレーキ操作可能

場所が決まったらペアリング

取り付けの場所が決まったら、あとはEdgeとリモコンをペアリングします。
ペアリング自体は、各種センサー類と同様で、ANT+を使って行います。
任意のキーを押すとリモコンがスリープ復帰するので、その状態でEdgeからセンサーの検索をすると、リモコンが見つかります。

あとはセンサー詳細からアクションキーに割り当てる操作を決定します。
短押しと長押しにそれぞれ一つずつ、アクション割当が可能です。

僕はたいてい、ライド前にルートを引いてGARMINに入れておき、ライド中はコーストレーニングの機能を使って地図を表示しています。
で、ヒルクライムなどなどの一本道の場合は、パワーメーターのデータ+αを確認できるページに切り替え、それをベースにペーシングをしていきたい。
そのため、アクションキー短押しには「地図を表示」のアクションを、長押しには「高度を表示」を割り当てました。これにより、地図を見たい場合にはアクションキーをワンクリック、パワーメーターのデータなどを見たいときには長押しして高度を表示させた後にページ送りキーを押すことですぐにそのページに飛べるように設定。

この設定は、おそらくEdge側のトレーニングページの表示順などをカスタマイズすることで、より「手数が少なく必要な情報を表示させる」ことができるようになりそうです。

取り付けた後にざっと室内で操作してみましたが、これはかなり便利。
ライドが捗りそうな予感でいっぱいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次