先日、300kmブルベの完走報告をアップしました。今回のエントリーでは、走ったときのウェアやサドルバッグの中身について備忘録として残しておきます。
バイクのセッティングについては以前まとめていますので、今回はウェアが中心の話です。
装着していたウェア
ウェア選び以前に、まずは走る当日の天気予報を確認しましょう。予報上では、降水確率は高くても10%ほど、終日晴れ時々曇りの予報でした。朝が一番気温が低く14度ほど、最高気温の予報が25度でした。
この条件だと、僕は半袖のジャージを選択します。基本的には寒さに弱い方なのですが、さすがに25度まで上がる予報であれば、半袖ですかね。もちろん、寒さを感じたときに装着できるように、メリノのアームカバーをジャージのポケットに入れてありました。
ブルベの場合、強度はそこまで上がらないけどとにかくずっと走っている。峠で汗をかいても、その後のダウンヒルや平坦では強度を上げないので、インナーのチョイスを間違える汗冷えの危険があります。また、反射ベスト(ジレ)は必ず着用しないといけないので、その分やはり暑さを感じやすくなります。
そのため、インナーには汗の処理に特化したドライレイヤーを、その上に通常の化繊のインナーウェアを入れ、その上に半袖のジャージを着用しました。汗を吸っても冷えにくく、速乾性もあるメリノウール製のジャージを着ることで、ドライレイヤーが汗を化繊のインナー+メリノウール製ジャージに移し、身体に水分を感じにくいような配慮ですね。
下半身も、この温度帯だとやはりビブショーツで十分。ニーウォーマーもレッグウォーマーも必要ないかなと判断しました。バイクにあまり重量物を付けたくないので、脚の左右にポケットが付いたビブショーツをチョイスしました。着用したRaphaのカーゴビブショーツは、左右の脚にポケットがあるので、ここにそれぞれスマホと財布を入れることで、ジャージのポケットをできる限り空けておくことができるので、PCで購入した補給を入れておくスペースを作ることができます。
靴下もやはりメリノ製のモノをチョイス、シューズは通常使っているLOOK KEOのビンディングシューズでした。
結果、装備していたモノを以下に箇条書きにしてまとめておきます。
- ヘルメット:GIRO AETHER (CATEYEのWEARABLE MINIを後部に装着)-> 軽いのがいい!
- アイウェア:OAKLEY JAWBREAKER+純正調光レンズ -> やはり日が落ちても走る場合は調光レンズが最高に便利です。海外通販で買えば、国内定価の半額以下で買えちゃうのも魅力
- ドライレイヤー:FINETRACK ドライレイヤーBASIC・ノースリーブ
- ベースレイヤー:Rapha PRO TEAM BASE LAYER
- ジャージ:Rapha BREVET SHORT SLEEVE JERSEY -> 一般的な背中の3つのポケットに加え、前胸にジップ付きの小ポケット、背中に大きめのジップ付きポケットがあるので、ジャージ単体でもかなりの収納力があるのでオススメ!
- ジレ (兼反射ベスト):Rapha BREVET VISIBILITY GILET (終売品)
- ビブショーツ:Rapha CARGO BIB SHORTS -> 前述の通り、左右の脚のサイドポケットに加え、背中にも2つポケットがあるため、使用頻度が低いモノはここいれたりもできる。ジャージと組みあわせるとウェアだけでもかなりの収納力を誇るコンビになります!
- ソックス:Rapha MERINO SOCKS
- シューズ:Rapha PRO TEAM SHOES
ジャージのポケットにRapha MERINO ARM WARMERを入れておきましたが、結局使いませんでした。
サドルバッグの中身
天気予報では雨の確率は低かったので、正直レインウェアを持っていこうか悩んだのですが、久しぶりのブルベということもあり、安心の意味でも多めの装備を持っていきました。
写真左上から時計回りに
- 冬用のグローブ (Rapha PRO TEAM WINTER GLOVE):もっと薄手のモノでもいい気温なのですが、過去のブルベで手を冷やしすぎて、半年ほど感覚麻痺が残ってしまった経験から、予備のグローブはいつも厚めのモノを持っていくようにしています
- 撥水加工のあるレッグウォーマー (Rapha PRO TEAM LEG WARMER):雨が降ったとき、脚が濡れてしまうこと自体はさほどリスキーではないため、基本的に防水パンツなどは持っていかず、撥水加工がされたレッグウォーマーで十分
- GORE-TEXジャケット (Rapha RCC PRO TEAM RAIN JACKET):脚を濡らしても、コアとなる体幹は守るという意味で、ここに投資は惜しまないほうがいい、安心のGORE-TEXジャケット。
- 防水オーバーグローブ (Roeckl Raron):これ以外とオススメです。通常のグローブの上に装着する防水オーバーグローブです。もちろん防寒用として使ってもOK
- シューズカバー (Velotoze):定番のレインシューズカバー。履きづらさはマックスですが、ネオプレン製のモノよりも嵩張らないのでオススメ
- 輪行袋 (Pocket-in 超軽量輪行袋):300km以下のブルベでは持っていかないことが多いのですが、今回は久しぶりということで持っていく。200gちょいという緊急用にはもってこいの輪行袋で、今回のためにamazonでゲットしました
- シーラント
- 携帯タオル
- スタッフサック(オレンジがSEA TO SUMMIT 4L、白がNORTH FACE 2L):衣類はスタッフサックに入れ、できる限り空気を抜いて圧縮するようにしています。サドルバッグの中がぐちゃぐちゃにならず、パッキングも工夫できますのでオススメです。
トップチューブバッグの中身
トップチューブバッグには、必要なときにすぐに取り出せるもの、濡れてはいけないものを収納しています。写真左から順に:
- キューシート:コースはサイクルコンピューターに登録しておきますが、スマホが圏外でもすぐに確認できるように紙のを必ず持つようにしています
- 充電ケーブル:ANKERの黒ケーブルは、Micro USB、iPhoneのLightning、USB-Cの変換アダプタが着いていて、どんなものでも対応可能。サイコンはMicro USBで充電になるため、短めのものを別途一本用意しています。PCでの決済はほとんどApple Watchでやるため、念のためWatch用の充電ケーブルも用意
- 薬と予備のコンタクトレンズ:みんな大好きロキソニンは必須。絆創膏と鼻炎薬(花粉症なので…)、絆創膏、風で乾いて外れてしまったときのために予備のコンタクトレンズ(老眼補正入り!)も
- モバイルバッテリー:Power Delivery対応のものが充電早めでよさげです
- 日焼け止め:腕や足が焼けるのはどうでもいいのだけれど、特に唇周りが焼けると、その後数週間ひび割れで苦しむことになるので、顔だけには塗っています(ほんとうは塗りたくない)
これだけ入れても、トップチューブバッグにはまだまだ余裕があります。PCで予備の予備の補給をして入れておくのにもちょうどいいかと。
400km以上になると何が増える?
と、ここまでは実際に300kmブルベを走ったときの装備品を書きましたが、400km以上になると何が増えるかについて書き、このエントリーを閉じたいと思います。
増えるのは、防寒装備ですね。今回は半袖ジャージとアームウォーマーを持ち、かつ防寒具にもなるレインウェアを持っていきましたが、夜の気温が一桁まで落ちる予報であれば、
- ウインドブレーカー
- 薄手の長袖ジャージ
が追加されるかもしれません。GORE-TEXジャケットやウインドブレーカーは、身体を冷やさないためのウェアなので保温のレイヤーを追加する意味で長袖ジャージを入れます。もしくは、もう少し厚めのアームカバーかな。
あとは、ライト(CATEYE VOLT800)の予備バッテリーやリアライトの替え乾電池など、バッテリー周りのものが少し増えます。モバイルバッテリーは10,000mAのものなので一つで十分ですが、同時に2台を充電できるようにしておいた方がよいと思います(ライトとスマホを一つのモバイルバッテリーで充電できる、など)
ちなみに300kmブルベは15時間16分で完走しましたが、その際のGARMIN Edge 1030+拡張バッテリーの残り具合は以下のような感じでした。
GARMIN Edge 1030は、拡張バッテリーが装着されているとサイコン本体のバッテリーは消費せず、先に拡張バッテリーの電池を使う仕様になっています。15時間16分、PCでストップしているときもスリープ状態などにはせずそのまんまでしたたが、残りバッテリーゲージは4つのうち2つで、要は半分しか使っていない計算です。
15時間で約半分となると、バッファを見ても25〜30時間は拡張バッテリーで耐えられそうですね。拡張バッテリーが空になっても、サイコンの充電はフルで残っていますので、仕様上20時間持つバッテリーで、残りの10時間を耐えられれば、600kmの制限時間は余裕で持つ計算です。実際に以前走った600kmブルベでも、サイコン周りのバッテリーマネージメントは一切必要なく走りきったので、その意味でも拡張バッテリーの存在はありがたいですね。
以上、300kmブルベの装備についてのご報告でした。
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